初めて歯医者で“静脈鎮静法”ってやつをやってみたよ。
静脈から点滴でリラ～ックスするお薬を注射することによって
眠ったような状態で施術をうけることができるというものです。
なので歯科恐怖症の人とかに良いらしい。
わたくしは特に歯医者に恐怖心はないのだけど年々嘔吐反射が強くなってきて…。
とにかくレントゲンをとる時にフィルムを口にいれたらえずくえずく…。
あれけっこう面積あるから嘔吐反射のポイントにひっかかりがち。
無理やり撮影するためブレブレのレントゲン写真。
しかたないのでとりあえずわからないまま経験則で削る歯医者さん。
という治療を繰り返しながらなんとか耐えてきたんだけど
いよいよ麻酔も効きづらい、顎の神経にも近いところをやらなきゃいけない
となってきたらもう治療時間は長引くし痛みも出てくるし比例して嘔吐反射も出てくるし
「口腔外科でやってもらってください」
というわけで口腔外科でやってもらったよ。という話。
「別に局所麻酔でもできますけどね〜。う〜ん、まぁ神経も近いし…」
って口腔外科でも言われたけどね。わたくしも局所麻酔で出来るとは思うけどね。
ただ度々「ちょっと気持ち悪いですぅ」という中断はあると思うよ。治療の流れは悪いよ。
それを考えたらね、点滴やっちゃって下さいって感じ。
個人的にはどんなふうに治療されているのかを見るのが好き
なため、意識がなくなるってなんだかな〜て気もするんだけど仕方ない。
さて、手術らしい手術を受けたことがないため
血圧計、心電図、パルスオキシメーターを装着されると緊張してしまいます。
いよいよ点滴で麻酔が入れられて
「だんだんぼーっとしてきますよ〜」と言われ
ははぁ〜たしかにながめていた天井のカドがぼんやりしてきなぁ〜
と思っていたらなんだか青い手術用の紙、みたいなものを顔にかけられ…意識フェードアウト。。。
そっから一切術中の記憶がない…。すっご！口あけた記憶もない。
なんとな〜く「ぬけましたよ〜」みたいな感じで抜かれた歯根を見せられた
ような気がするんだけど夢だったのか現実だったのかそれもワカラナイ。
そんなこんなで意識が朦朧としているので術後は違うベッドで意識がしっかりするまでおやすみさせられます。
その違うベッドにもどうやってたどり着いたのかもよくわからないんですけど。
ストレッチャー？車椅子？徒歩？なに？怖い。
ベッドにたどり着いたらなぜか止血用のガーゼを噛まされてたしマスクもさせられてた。
それもどうやってしたのか…いっさいがっさい記憶なし。怖い。
でもベッドにごろっとしたらだんだん覚醒してきて
時計見たら点滴されてから２０〜３０分しか経ってなかった。あら〜〜。
あやふやな状態でTwitterしたりホームスケイプしたりLINEしたりして
３０分ばかし時間をつぶしまして、ちょっくらぽや〜とするけどまぁ大丈夫、ってなったら帰されました。
いや〜〜すごいね。
ほんと、あ〜、寝てた？って感じ。
すごーく眠くて眠気を堪えてるけどふわ〜っと意識失ってたときの感じ？に近いような。
痛くないし、嘔吐反射もない。画期的〜〜。
でも点滴できる看護師さんとかいろいろ必要だから田舎の小さいクリニックでは無理ですわな。
ただ８時間前からの絶食、２時間前からの絶飲食は時間帯によってはつらいかな。
なんとなく飲み食いできないってそれだけで手持ち無沙汰（デブの思考）。
今回１３時からだったので、まぁ朝５時にご飯たべるのもあれなんで
前日の夜以降、朝も昼も抜きで臨みました。
あとは車の運転NGかつたまたま家族が全員仕事で不在でタクシー通院に…。
家から近いのでそんな大金ではないんだけどね。
車運転できないのでついでにどっか寄ったりできないから直行直帰で予定がこれだけに。。。
なにかとついでしたい人間なのでなんか不服。
でも車運転するにはほんと散漫な注意力だなというのは感じたんでそれはほんとやめたほうがいいわ。
医者のいうことは聞こう！
そんなわけで、色々制約もあるけど嘔吐反射持ちにはよき治療法でした。
車NG、休息時間必要、とか時間が結構かかりますけど
また嘔吐反射が出やすい部位はこれでやってほしいな〜と思いました。
嘔吐反射ってさ、器具が舌にあたる、水がたまるとかもそうなんだけど
だんだんひどくなってくると
器具が当たらないように舌を避けたらその舌のポジションがなんか無理で気持ち悪くなってくる
っていうもうセルフで勝手になっちまったりとか
なるべく鼻呼吸で、っていわれてもあの独特の削るときのにおいで具合悪くなったり
こっちの努力がおいつかない、いっそその努力でもなる、みたいなときがあるのですわ。
最終的には意識あるうえで嘔吐反射がなくなるような治療があるといいのにね〜。
ていうか嘔吐反射は「うがいができない」っていう日常生活の不便が普通にあるので
普通に嘔吐反射って治療できないもんなんですかね？
医学、進歩して〜。
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